土間コンクリートのひび割れを防ぐための施工管理
駐車場や玄関アプローチの土間コンクリートは、施工後数年でひび割れが出ることがあります。原因の多くは施工時の管理にあります。配筋の位置、養生の方法、目地の入れ方、この三つを正しく管理すれば、ひび割れのリスクは大幅に下がります。
ひび割れの主な原因
コンクリートは乾燥収縮する素材です。打設後に水分が蒸発すると体積が小さくなり、その応力がひび割れとして現れます。特に問題になるのは、打設直後の急激な乾燥です。夏場の高温・強風の日に養生を怠ると、表面が先に乾いて内部との収縮差が生じ、表面ひび割れが起きます。
もう一つの原因は配筋の位置です。鉄筋はコンクリートの引張力を補うために入れますが、コンクリートの中央付近に位置しないと効果が薄れます。スペーサーを使って鉄筋の高さを管理することが重要です。
養生の方法と期間
打設後は養生シートまたは養生マットで覆い、直射日光と乾燥風を防ぎます。養生期間は最低7日間です。千葉県内では秋から冬にかけて北風が強くなるため、シートの固定を丁寧に行います。
養生期間中は車両の乗り入れを禁止します。コンクリートが強度の80%に達するのは打設後28日程度ですが、車両乗り入れは7日以降から可能です。この点はお客様に事前に説明し、工程表に明記します。
目地の入れ方
コンクリートの収縮を一箇所に集中させないために、目地(誘発目地)を入れます。目地の間隔は、コンクリートの厚みの30倍以内が目安です。厚さ10cmの場合、3m以内に目地を入れます。
目地を入れる位置は、角部分や形状が変わる箇所を優先します。これらの部分は応力が集中しやすく、目地がないとひび割れが出やすいです。目地材はポリサルファイド系またはポリウレタン系を使用し、伸縮に追従できるものを選びます。
ひび割れが出てしまった場合も、早期であれば部分補修で対応できます。気になる箇所があれば、まず写真をお送りください。